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2011年6月

決戦!オウトリの陣

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ミュラさん2011夏使用。ツキノユズリハCVに、オロチアギト(A)装備で、新GAM「決戦!オオトリの陣」に、いざ!!討ち入りでござる!!

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ミュラさん、殿中でござるよ!?

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激しい戦いの末、ライバルであるローグス・ウィッコさんを撃破!!

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他、中略で・・・。

最終局面は英雄イーサン・ウェーバーとの一騎打ち!!

結構熱い仕様ですね。

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大人気ないレベル差は気にしないでください。これでも結構な強敵なんですから!!剣の腕ではまだまだ彼に、勝てそうにありません。

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ミュラさんのバックドロップが決まった!!イーサンをKOです!!

・・・剣で勝てないからって、ミュラさん。それはお転婆がすぎるでしょう。

はい、嘘です。クロスハリケーンのモーション中に撮ったSSが偶然そう見えただけですけれど・・・。後で見て大笑いしました。

新GAM。おもしろいですね・・・。もらえるポイントも多いので、しばらくは通い詰めになりそうです。NPCが敵として登場するので、今後どんな面白SSが撮れるやら、たのしみです。

ウォーテクターが強化され、ますます調子に乗ってるミュラさん。オロチアギトのグレード変更はうれしかったですよ~。「もったいない」とか言われたけれど・・・。

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PSU小説2章 あとがき

まだ時期尚早な気もしますが、とりあえずPSU小説「依頼人とガーディアン」をお届けです。

エトさんやをあさ師匠が順調に進めてますからね・・・。

もうちょっと煮詰めたかったとこですけれど、手直しに次ぐ手直しで、半分訳わからなくなってきてたこの第2章を、この辺で出してしまおうと思っての投入です!!

エトさんのとこではかっこよく書かれてるミュラさんですが、こっちでは・・・。さて、どうでしょう・・・?

オリジナルのキャラクターを立たせるのはむずかしいですね。おかげで、再現の楽なルウの会話が多くなってしまいました・・・。自分の中でミュラというキャラはそれなりに出来てるつもりでいたけれど、実際表現すとなると・・・。

こんなのになりました・・・。

グラールで出会えるミュラさんとは別人ですのであしからず・・・。

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PSU小説 第2章「依頼人とガーディアン」

                     おことわり

この作品は、セガから発売されているオンラインゲーム。ファンタシースターユニバースシリーズを元に、勝手な解釈と設定を持ち込んで書かれた二次創作物です。

そういったものが苦手という方や、不愉快に思うファンの方もいるかと思います。

まして、作者は素人であり文章もあまり読みやすいものではありません。全ては作者自身の自己満足のために書かれたものですので、本来読むことをお勧めはいたしません。

しかし、何が何でも、どうしても読んでやる!!という方は、後の感情の処理は全て自己責任でお願いいたします。

               2章「依頼人とガーディアン」 

マタラ支局は、世界の反対側にある。

ガーディアンズの中でここがそう言われているというのを、出る前に耳にしたけど、なるほどよくわかったよ・・・。

そこへたどり着く手段は基本的にふたつだけ。

3日に一度出る連絡船に乗って、半日の船旅を楽しむか、衛星軌道上から島に向かって飛び降りるかだ。

普通の学生である僕にしてみれば選択肢は、前者の一つだけだったと考えて間違い無かったと思う。

なぜ、そんな面倒な手段しか使えないのかといえば、マタラ島へはフライヤーのような航空機や宇宙船で行くことができないからだ。実際には、航空機や宇宙船に使われているような大出力のフォトンリアクターの持込が禁止されているのだが、それはこの世界のインフラの持込が禁止されているのと同じと考えていい。

船に揺られること半日・・・。夜明けと共に出た船は陽がすっかり真上に来たころに目的地へと到着した。

この時代、太陽系の反対側でお茶して余裕で帰れるほどの時間を費やしてようやくたどり着けるここ、マタラ島は確かに世界の反対側なのかもしれない。

そんなところへ、一介の学生である僕、ディテクス・バーソロミューが何故来たのかというと・・・。

「ようこそ、マタラ島へ」

桟橋に下りた僕を出迎えてくれたのは小柄なキャストの少女。

他の局員も何人か見えるが連絡船が運んできた貨物の積み下ろしに忙しいようだ。

この少女は見たことがある。ルウと呼ばれるガーディアンズの量産型キャストだ。

「はじめまして、依頼させていただいたディテクス・バーソロミューです」

そう言って右手を出す。ガーディアンズとの挨拶には握手は欠かせない。

ルウもそれに応じて、差し出した僕の手をとりしっかりと握手してくれた。

ルウの手は意外とやわらかくて繊細だけれど、キャストらしく少し冷たい。

「すみません。急に来てしまって」

本当は3日後の船でこの島へ来るつもりだったのだが、次の便は急に欠便になってしまった。そこで急遽今日の便に乗せてもらってきたのだ。

なんでも、温帯低気圧というのが接近してきているらしい。

こっちも欠便のことを聞いたのは昨夜のことで、準備もそこそこに連絡船の出る港まで出てきたわけだが、マタラ支局にそのことを伝えたのは連絡船に乗ってからになってしまった。

その時に、通信で話したのもルウだったのだが、「問題ありません。お待ちしています」と、あっさりしたものだった。

「マタラ支局のルウです。詳しい話は中でしましょう」

その前に・・・。とルウは続けて。

「規則ですので、ナノトランサーの中を確認させてください」

ここは、持ち込むものや、持ち出すものには厳しい。僕も別にやましいものは持ってきて無いから気にすることなど無いのだけど・・・。

「これは駄目ですね」

あら?予想外の言葉だった。ルウの手には僕の銃?

「おかしいな?武装が許可されて無いとは、きいてないけれど・・・?」

SEED事件以来、一般人の島内への武器持込を禁止しています。帰るときにはお返ししますので、それまではお預かりしますね」

僕の銃はルウの手の中で消えてしまった。

「あなたの身の安全は我々が護りますのでどうかご安心を」

まあここ最近は、公共の場で武器を取り上げられることはよくあることなので、あまり気にはしない。非常事態が起こったとき、一番危険なのはパニックになった人間ということらしい。

SEED事件のさなかには、武装した一般市民がパニックを起こし、大きな被害を出すということが何度かあったから適切な対応だと思う。

「では、こちらへ」

 

マタラ島本島からすこし離れた離島の海岸に、周囲から明らかに浮いた建造物が浮かんでいる。それが、ガーディアンズマタラ支局だ。

地面に建てられているのではなく、海に浮かべて海岸に繋いであるのだ。

このニューデイズの首都、オオトクシティがそういった構造になってるから、そう珍しいものではない。

たぶん、別の場所で作ったものをここまで引っ張ってきたのだろう。絶海の孤島に、材料や人員運んで一から作るより、その方が早い。

ただし、その外見はニューデイズ様式の優雅なものではなく、無機質で頑丈そうな造りをしている。四隅を青い塔で囲った形はどこかGコロニーに似ている。建物というより船か宇宙ステーション。いや、特撮ヒーローの秘密基地かな?

「かっこいいなぁ、今にも動き出しそうだ」

「動きますよ?」

冗談のつもりだったけど、ルウはあっさり肯定した。

「ここでは島を北海部、東北部、西部、東部、南西部、南州部の6つの区域に分けて調査を行っています。調査は一区域で数ヶ月。長くなれば半年ほどかかることもあります。そこで調査区域を他へ移る際には、活動拠点であるこの支局ごとその対象区域まで移動させているのです。もっともこの建物自体に動力があるわけではないので、移動にはダグボートで牽引しないといけませんが、ある程度動かしやすいように造られているので、外観が船のように見えるのはそのせいです」

ちなみに今支局は南州部にあるらしい。細長い、バナナに似た形のマタラ島の右下の端っこといえば、わかるかな・・・?

そこそこ広いロビーは薄暗く、ひんやりとした空気に包まれていて、不気味なほどに静かだった。

笑顔で来訪者を迎える受付嬢もおらず、カウンターにも人がいる様子は無い。

聞こえるのは、堅い床を歩くルウと自分の足音だけだ。

「担当の者が来るまで、しばらくここでお待ちください」

結局誰に会うことも無く二階にあるミーティングルームⅢと書かれた部屋に通される。

「・・・他に局員はいないんですか?」

「局長他、今支局にいる局員は全員桟橋です。連絡船からの物資の積み下ろしは総出で行わないと間に合いませんので」

どうやら、あそこにいたのが全人員だったらしい。次回の連絡船が来なくなったので、その分積荷が割り増しになったので大変なのだろう。

「SEED事件の際、主要な人員はほとんど他の部署への応援に借り出されてしまってから、ここはずっとこのような状況です。もっとも、あれ以来ここへ来る人もほとんどいませんから、大して問題はありません」

その時、窓から差し込んだ光が僕の目に入った。窓から見えるのは太陽の光を反射する、綺麗な青い塔。

ここへ来た時からずっと目についていたけど、この塔はなんなのだろう?こんなのは今までに見たことが無い。

「すみません。眩しかったですね」

窓がサンスクリーンモードになる。

何か操作した様子はなかったが、ルウが操作したのだろう。

キャストの中には今のルウのように、外部のネットワークと自分の感覚とをつなげることが出来る者もいるらしい。しかし、大抵のキャストは僕たち人と同じように物を扱う。

何故か彼らは「劣等種」であるはずの「人」と、同じように生活することを当然だと思っているらしい。

まあ、根っからの「端末」であるルウは、自分の持つ機能を最大限活かすことを全く気にしてないようだ。

「あそこは何なのですか?」

「あれは、発電施設です。外壁に張られているのは太陽光発電のパネルです」

ルウが支局の全体図を出した。それを見ると、歪曲した三角形の施設が四ヶ所、支局を囲うように

配置されている。

「ここ、マタラ島特例保護区の領土内ではフォトンリアクターの出力に制限があるのはしっていますか?」

知っている。人為的なフォトンの異常が生態系に影響を与えないようにとのことで定められている規定のことだ。

例えば、人が持って扱える程度の武器や装備に使われている程度のものならすこし暴走したところで大したことはないが、数十トンの機械を音速で飛ばすような高出力のもが暴走したりすると結構大きなフォトンの乱れを起こす。そういった場所には通常ありえないような奇形種や、突然変異体が生まれたりするのだ。だからここで使える乗り物は、せいぜいフローダーぐらいらしい。

おそらくこういった施設のエネルギーをまかなうためのリアクターもアウトなのだろう。

それを補うための太陽光発電のパネルというわけだ。

「太陽光だけではありません。ここには波力、あと風力発電の装置も備えられています」

この世界には、フォトンという優れたエネルギー源があるため、そういった発電装置は一般的ではない。

めずらしいから、帰るまでに色々みせてもらおう。

「あとで、見学してもいいですか?」

「かまいませんが、こういった物に興味があるとはずいぶん変ってますね」

「よく言われます。だからここへ来たんだと思ってください」

これでも、変わり者って呼ばれることにはなれている。結構不本意であるけれど、それはしかたない。

「それもそうですね。私も変わった方を見るのは慣れてるので問題ありません」

ルウなりのユーモアなんだろうか?以前見たルウは、もっと淡々とした物言いだったような気がする。

とりあえず、愛想笑いだけかえしておくことにしよう。

「来たようです」

遠くから誰かの走る足音が聞こえてきたのはその時だ。足音は軽く、やがてドアの前で止まる。

コツコツコツとドアを叩く音の後、「しつれいします」と、控えめな声。

かなり若い・・・。というより、幼い女の子の声。

そのドアが開いてそこに見たものを僕はきっと生涯忘れないだろう。

とても可愛らしい女の子だった。

小柄な身体には、薄紅色のゆったりしたニューデイズ風の衣装。

小さな頭には、ポニーテールに結った艶やかな黒い髪と、少女がニューマンであることを示す、まっすぐ横に伸びた、長い耳。

清楚、可憐といった言葉が似合いそうな女の子。それが彼女に抱いた最初の印象だった。

「遅くなりました」

そういって少女が頭を下げると、少女のポニーテールもぴょこんと跳ねる。

「それでは、本題に入りましょう」

ルウは少女を僕の前へと促すと言った。

「この子が担当になるガーディアンズ、ミュラ・ルルホです。探索には私とこのルルホが同行します。」

「よろしくお願いします。ミュラ・ルルホです」

相当急いで来た様子だったのに、息を切らしている様子は無い。静かでおとなしそうな声だ。

「ディテクス・バーソロミューです。よろしく、ルルホさん」

こちらから手を差し出すと、ルルホさんは少しとまどった様子を見せてから僕の手をとった。

「ん・・・。わたしのことはミュラでいいです」

どこか初々しい仕草がかわいらしい。

ルルホさん。いや、名前で呼んで良いとのことなので、ミュラさんとよばせてもらおう。

ミュラさんの手は僕の手よりずっと小さくて、僕はその手を傷つけたりしないようにそっと握手をする。温かい手だ。本当に小さくてや驚くほどに細い指の感触・・・。

しかし、・・・驚いた・・・。

このおとなしそうな少女の手とはとても思えない。その手は僕の手をしっかり握り返してきて、決して弱弱しさなどは感じない。

最も、この世界では「人は見かけによらない」のは、比喩でも言葉のあやでもなく常識だ。

例えば、僕の知り合いの中には、このミュラさんよりさらに小さくて幼く見えるのに、人妻で一児の母というのがいたりする。もちろん結婚にあたっての法に触れてはいない。その女性は僕よずっと年上なのだけど、極端に若く見えるだけのことなのだ。

そこで、旦那の趣味をどうこう言ったりしないのもこの世界の常識だ。これがどこか遠い世界の話ならば彼は、「小児性愛者」の烙印を押され、社会から白い目で見られたりするのかもしれないけれど・・・。

・・・この世界の生き物は、なにかがおかしいのだ・・・。当たり前になりすぎていて、このことに疑問を持つ人は少ない。

このミュラ・ルルホという少女にも、幼い風貌の裏側に、歴戦のガーディアンズの素顔が隠されていてもおかしくはない。

黒目がちの瞳と目が合った。少し日に焼けた肌に、顔の各パーツはバランスよく配置され、美少女といって間違いないだろうけど、息を呑むような美しさではなく、見てて心が和む愛らしい顔立ちだ。

やわらかそうな頬に赤みがまじっているのは、急いで来たせいだろう。

「・・・いつまで握っているのですか・・・?」

横からのルウの声に驚くようにその手を振りほどいてしまうミュラさん。

・・・やっぱり見た目以上に力が強い。

「ご、ごめんなさい・・・。バーソロミューさん」

そう言って、ミュラさんは長い耳の先まで赤くしている。

「すみません。ミュラは入局して間もない新人なので、色々失礼があるかもしれませんが、実力は確かですので、どうか安心してお任せください」

なるほど、ミュラさんが初々しく感じたのに納得。まだ新人だったのだ。

「いえ、僕はかまいませんよ。それから僕のことはディックと呼んでください」

正直、依頼を受けてもらえるかすら不安なくらいだったし、予定より早く来たりして結構迷惑をかけたはずなのに、こうして迎え入れてくれてるのだから文句などありはしない。

担当のミュラさんもかわいいし・・・。

さすが、英雄達が集いしガーディアンズ。依頼人の期待を裏切らない。

そしてこの子もその一員。

新人かどうかなんて関係ない。彼女は認められてここにいるのだから。これでも、ガーディアンズがどういったところかは少しは知ってるつもりだ。

「すごいね。もう仲間に信頼されてるんだ」

「いえ、わたしは、まだまだです。ガーディアンズにはすごい人達がたくさんいますから」

「ミュラは訓練校をA+、それも2ヶ月で卒業しています。あなたも訓練校を出ていると聞いていますので、その意味がわかっていただけると思いますが?」

2ヶ月でA+?そりゃすごい!!

訓練校は単位制で、必要な単位を取得することで卒業できるが、それには才能溢れる若者が一生懸命がんばって、だいたい半年はかかる。

ちなみに、僕もAで卒業しているけど、一年近くかかっている。

ただし、14歳以上であれば誰でも入隊可能なガーディアンズには、職歴や経歴において、必要なスキルをあらかじめ持って門戸をくぐる者も多くいる。元軍人や、傭兵。名うての元犯罪者などもそうだろう。

ガーディアンズ訓練校では、そんな彼らのために充分な能力があれば、その分野の単位取得を免除する一発試験が存在する。

これを利用していけば、短期間での卒業も可能になるわけだけれど、この試験は厳しいので有名だった。

それを突破してきたということは、ミュラさんはガーディアンズになる前に、それなりの経歴があるということなのだろうけれど・・・。

う~ん・・・。ちょっと想像できないな・・・。

「・・・あの、今幾つなんですか?」

「ん?15です」

・・・見た目はもう少し下にみえるけど、それでも僕より4つも若い。

この少女がどんな人生送ってきたか、興味があるけれどここであまり質問ばかりするのも良く無いだろう。この先聞く機会もあるかもしれないし・・・。

 

「では、具体的な計画に入りましょう」

ルウ、僕、ミュラさんの前にマタラ島の地図が映し出された。

「まず、ミュラ。あなたがミッションにおけるリーダーです。ここから先はあなたが進めてください」

ミュラさんは静かにうなずくと。

「依頼は、探査用マシナリーの回収でいいですか?」

依頼書は事前に提出してある。ミュラさんもすでにそれは読んでいるのだろう。

「はい、でももし破損がひどかったら、データだけでもかまいません」

僕はマシナリーのデータをその場に映す。四本足の重厚なボディに、側面には「ふぁるけん2」と書かれている。

「自立思考型マシナリー、ファルケンⅡ。Gカレッジ工学部がGSM-05シーカーを改造して作った、局地調査用マシナリーです。結構大きいので、ナノトランサーには入りません。自立行動が不可能な状態であればAIユニットだけでもしかたないと、一応、工学部とも折り合いはついてます」

この件で、僕が所属するゼミは工学部に大きな貸しを作ってしまったのだが、今ここではどうでもいい。

「こちらには新型調査機のテストと、教材作成のための映像資料の撮影ということで申請がきていますね」

と、ルウ。ミュラさんはというと。

「ん・・・っと、あれあれ?前の画像は・・・」

資料が出せずに、あたふたと画面をいじっている。

見かねたルウが、後ろから手をだして、事無きを得たみたいだけど、覚えておこう。ミュラさんは機械が苦手みたいだ。

「んー・・・。すみません」

いえいえ、可愛かったですよ・・・?と、僕は心の中で言って話を戻す。

「記録から、おおよその現在位置はわかっています」

今度はマタラ島の地図の中心付近を拡大する。

「工学部によると、ファルケンⅡには遭難したときのために、位置を知らせるためのシグナルが一定感覚で発信されているそうです。一応機体近くに行けばシグナルを探知できるはずですが、遭難からすでにかなり時間がたっているため、現在のバッテリー残量から考えると、シグナルはかなり弱まっているだろうというのが、設計者の見解です」

細長いマタラ島の背骨のように伸びる、フロイド山脈の中腹にエリン湖という大きな湖がある。

ファルケンⅡはエリン湖周辺の調査中に、何らかのトラブルに遭い消息を絶ったわけだけど・・・。

実は、ミュラさん達ガーディアンズ側に話していないことがある。

ファルケンⅡは、ある程度記録を録ると、そのデータをロケットで打ち上げて飛ばすという機能がついているということだ。そして、最近そのロケットが回収され、その記録の中に・・・。

・・・冗談のようなものが写されていた。

いや、本当に冗談のようなものだったから、大抵の人は誰かのいたずらと考えたわけだけど、その映像に興奮を隠せないもの達がいた。考古学部のモリモト教授と、彼率いる我らがゼミの面々だ。

そこ中には僕も含まれてるわけで・・・。

本当の理由で依頼しても・・・。多分受けてはもらえなかったんじゃないかな・・・。

・・・さすがに言えないだろう。遺跡が空飛んでたって・・・。そして、その後に起きたSEED事件・・・。

一応当時その周辺の観測データなどは調べてはみたのだが、何もそれらしい痕跡を見つけることはできなかった。

そこで、マシナリー捜索を名目に僕が調べに来たというわけだ。

特例保護区に直接入れる機会が作れたのだからそれも惜しくないといって、依頼料は教授と学長がだしてくれた。一応ガーディアンズ訓練校を卒業していたという経歴があったため、僕の捜索への同行も認めてもらえたわけだけど・・・。

そういう訳があるから、ミュラさんには悪いけど、本音ではなかなか見つからない方がこっちはありがたい。

「ん・・・。今エリン湖周辺へのルートを出しますね」

えいっと掛け声つきで、その指が地図上に軽く触れられると、地図に赤い矢印が二本映し出された。

目的地までのルートだろうか?

「このあたりはまだあまり調査が進んでいなくて、安全で確実なルートが実はまだ見つかっていないんです。そこで、これまでの探検隊の情報や、衛星の画像から今回のルートを考えてみました。エリン湖はフロイド山脈のほぼ中央。西部から山を越えて入るのが最短ですけど、今山はまだ雪が深く進むのは危険です。そこで遠回りですが、東北部から山脈の間を通って向かうルートをとるしかありません。それだと、順調にいけてもたぶん片道3日はかかります」

3日か・・・。片道でも結構かかるんだな・・・。

「そこで日程ですけど、これを見てくれませんか?」

ミュラさんは、マタラ島から遠く離れた海上を指差した。

この白く移った雲の渦がどうしたのだろう?

「ルウ。最新の天気予報だとどうなってますか?」

「はい、問題の温帯低気圧ですね」

天気図が大きく写された。ルウがその前に立ち教鞭を手にその説明を始める。

「南東の海上で発生したこの低気圧は、勢力を拡大しながら北上中です。予測される雨量はおよそ50ミリ、最大風速は15メートル程度。マタラ島内陸への到達はおよそ4日後、その日は暴風と土砂崩れなどに注意が必要です」

・・・えーと・・・?・・・つまり、どういうことでしょう?

コロニー育ちの僕は天気予報とは無縁な生活をしているから、いまいちよくわからなかったわけだけど、その日は雨になるってことでいいのかな?

「ん・・・。その日は近くの野営地でお休みですね」

はい?なんですって・・・?雨くらいでお休みになるですと・・・?

・・・昔、御伽噺で聞いた王様のいる南の島って、ここのことだったのか!?

「あの、ちょっといいかな?」

「ん?」

「何でしょう?」

「どうして、雨の日だとお休みなんですか?」

・・・

・・・・・・

・・・あれ?僕なんか変なこと言いましたか?

パシッ。ルウが持ってた教鞭で自分の手を打って鳴らす。・・・怖いです。

「台風並みに発達した低気圧です。雨どころではありません」

「危ないから、避難してようってことですけど・・・?」

「それってそんなに危険なのですか?僕もシールドラインは持ってきていますから、濡れたりするのは平気ですよ?」

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・あれあれ?なんか二人の視線が痛いです・・・。

ああ、ミュラさん、そんな風に見ないでほしいな・・・。

パシッ、パシッ・・・。

ルウ、それ怖いですって・・・。

「ディテクスさん。ここは、コロニーやパルムの都市部のように気象が管理、コントロールされていません。ここは我々を信じて指示にしたがっていただけると助かります」

「・・・はい・・・」

従うしかないようだ。

僕はどうやら、ここでの常識からそうとう外れたことを言ってしまったらしい。

気まずい雰囲気を救ってくれたのはミュラさんだった。

ぐぅぅ・・・と奇妙な音・・・。正確にはミュラさんのお腹の虫。

顔を赤くしたミュラさんと、呆れ顔のルウと・・・。とりあえずほっとした僕。

僕たちは顔を見合わせると。

「・・・わたしお腹空きました。そろそろ休憩にしませんか?」

「仕方がありませんね。では、細かい段取りはこちらで進めておきましょう」

ルウはようやく持っていた教鞭をしまってくれた。

・・・ありがとう、ミュラさん・・・。

「ディックさんはお腹空いてませんか?ここの食堂のごはんは、とってもおいしいんですよ?」

そういえば、もうお昼をだいぶ過ぎている。軽食程度なものなら持ってきてるけど、ミュラさんがランチを一緒にというのなら、もちろんOKだ。

「そうだね、案内してもらえますか?」

「ん。じゃあ、一緒に・・・」

「あなたはまだ駄目ですよ、ミュラ。まだ明日の段取りが山ほどあります。あと、巡回のレポートの提出も今日中にお願いします」

「うぅ・・・。はぃ・・・」

あらら、かわいそうに・・・。ミュラさん涙目です。僕もちょっと残念。

「ディックさんにはこちらを紹介しましょう・・・。ミズチ」

そして僕の前には、ルウのナノトランサーから飛び出してきた・・・。

「チワッス、デアリマス!!」

丸っこい頭に小さな目、どこか愛嬌のあるマシナリー。

「な、なに・・・?」

「自分ハミズチッテイイマス。ヨロシクデアリマスヨ、御客人!!」

えらくテンションの高いマシナリーだ。たしかシャトって機種だったかな。

「この島での、あなたの案内役です。ミズチ、ディックさんのことは任せますよ」

OKボス、デアリマス」

「あはは・・・。よろしくね」

「オウ」

ミズチはさも当然のように、僕の頭の上に乗る。・・・そこを定位置にするつもりなのか!?

もっとも、乗ってるのかもわからないくらい軽い。まあ、いいかな。・・・今は・・・。

「局内はそのミズチに案内してもらってください。あと、こちらからの連絡もその子に送りますので、

なるべく近くにおいて置くようにしてください」

・・・僕は頭上にいるマシナリーの頭をそっとなでると、にぃ・・・、とかわいらしい声を出す。なかなか感情表現豊かなAIだな。

楽しい話し相手が出来たと思って、歓迎させてもらおう。

「やあやあ遅くなった。失礼するよ」

ドアが開いて入ってきたのは、でっぷりとした体に丸っこい頭、灰色の髪にそれと同じ色のちょび髭をはやしたおじいさん。

この顔は見たことがある。

「おつかれさまです。ゴードン博士」

「いやいや、ルルホ君、急に呼んでしまって悪かったの」

たしか、ゴードン・クリスティ博士。有名な生物学者でここ、マタラ支局の名誉支局長だ。

「局長、こちら依頼人のバーソロミュー氏です」

「ディテクス・バーソロミューです。お会いできて光栄です、クリスティ博士。今回は急な依頼にもかかわらずご協力いただきありがとうございます」

「まあ、そう堅くならずに、さっきGカレッジのシンクレア学長と通信で話してな。彼女からもくれぐれもよろしくと聞いているよ。なかなか気に入られているようじゃな」

「ええ、学長先生にはいろいろ良くしてもらってます」

なぜか気に入られてるみたいで、シンクレア学長には本当に良くしてもらっている。

今度の依頼料を出してくれたばかりか、ここにいる間の講義も出席扱いにしてくれるように便宜も図ってくれた。

「彼女とは友人でね。Gカレッジの学長になってからはなかなか時間がつくれんようじゃが、彼女も昔はよくここにきておったよ。彼女は史学をわしは生物学をと、分野こそ違ったが妙に気があってな。よく議論したもんじゃ。わしは生物学的観点から、彼女は史学的観点からともに、この島がグラール文明発祥の地であると仮説を立てておる。まだ、確証を得られるだけのものは見つかってないがね。なに、依頼の方はルウとルルホ君に任せておけば心配はいらんよ。君は自分の探し物を探すといいさ」

「はい、ありがとうございます」

「だが、先のSEED事件の影響がどうでてるのか、今はまだ何も調査できとらん状態じゃ。それで、ルルホ君とルウについていってもらうわけじゃが・・・」

そこでゴードン博士は顔をしかめ。

「もし、彼女たちの手に余ることが起こった場合、ここに残されてるメンバーや、他の局員達ではどうにもならんじゃろう・・・。今の局員はルルホ君以外、民間の研究者から採用された者ばかりでな。荒事は手に負えん」

「博士、大丈夫です。さっきまで島にいましたけど、何もありませんでしたよ?」

「はい、他に巡回中の局員からも、異状は報告されていません」

「そうじゃな。もともとこの島にはそれほど凶暴な生物はおらんからの。襲われると危険な大型の生物もいないわけではないが、シールドラインをつけていれば、まず問題は無い程度じゃ・・・」

「はい、ですからディックさんは安心して自分の探し物を見つけてください」

うん、ミュラさんはいい子だ。

つい、頭をなでたくなったが、さすがに失礼だろうから我慢する。

「支局長、こちらにサインをお願いします」

「ふむ・・・。では、また夕食の時にでも話が出来るといいな」

ルウに渡された書類。・・・依頼書と僕の島への入島許可書だ・・・。にサインしてクリスティ博士は部屋を出て行った。

「では解散にしましょう。夕食は7時からですので、それまでは自由にしてくださって結構です。部屋も用意してあるので、ミズチに案内してもらってください」

「うん。ありがとう」

「ではまた、夕食の時に」

「先に失礼します」

ちょこんと、礼儀正しくお辞儀をして出て行くミュラさん。

ルウも、ミュラさんと一緒に出て行ってしまった。

後に残されたのは僕と。

「サテ、ドウスルデアリマスカ?」

楽しい案内役。ミズチが僕の頭を離れて、目の前をふわふわと滞空していた。

さて、どうしようかな・・・?

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読書感想文「さばげぶっ!」

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本屋さんで見つけました。サバイバルゲーム部に入った女の子のお話だそうです・・・って、これ、少女漫画のカテゴリーにあったのですけど、なんかの間違いですか?

今のご時世、どんなネタでも驚きはしませんけどね・・・。それでも、これにはちょっと唖然です・・・。しかも「なかよし」ですよ・・・?

とりあえず、最近トイガン遊びがお気に入りなのでとりあえず、お買い上げです。横のP230は何も関係ありませんよー?

さて、内容はというと・・・。

サバイバルゲームや、日本のトイガン事情。ミリタリーの知識無いとわからないかもしれないギャグ満載で少女漫画とは、いい度胸・・・。いえ、面白かったです。

コッテコテのギャグコメディ。笑わせていただきました。しかも内容も結構濃いです。

これで、主人公の女の子がもう少しかわいければな~・・・。

たぶん二巻も買いますね・・・。年末発売か~・・・。寒くなると、ガス銃かたづけちゃうからなぁ・・・。覚えていれば・・・ですが・・・。

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自然食品・・・?

普段PCの前でジャンクフード食べて生きてるわたしですけど・・・。

たまにはこんなのどうでしょう?

うちの周辺に生えてるんです。田舎ですからね。気ままに散策しながらつまみ食いを・・・。

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ぐみの木の実・・・。ちょっと渋くて、甘いようで、すっぱい・・・。謎な味ですが、疲れが取れる気がします・・・。種はおもいきり飛ばそう!!

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桑の木の実・・・?小さいけど甘くておいしいです。食べごろを見つけるのはなかなか大変です・・・。潰すと手が紫色になるので注意!!

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やっぱりこの時期はいちごですね。ほったらかし栽培ですから、そのままぱくっといけますよ。・・・食べごろの実はカラスとの取り合いです!!

カメラピンボケでちょっと見難いけど・・・。たまにはこんな日もいいよね・・・。

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M.E.U.(ミュー)ピストル

何年かぶりにトイガンを購入・・・。

ずっと我慢してたんですけど、ついに手を出してしまいました。これで今月の夕食はずっとカップ麺になりそうです・・・。

まあ、やるせない話は置いといて・・・。

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東京マルイのM..E.U.ピストルです。なかなかおしゃれな箱にはいってますね。高級感が漂いますが、定価のお値段は他社のガバメントタイプよりかなりの割安です。

あ~あ、ついにKSCから浮気してしまいました・・・。実はわたし、東京マルイのガスブローバックガンは初めてです。

わたしは見たり、いじったりして楽しむ方なので、マルイ社製のとはニーズが合わなかったわけですけど、ガバメントタイプがほしくて探していたら・・・。

「ミュー・ピストル」と書かれてたこれを発見。大真面目に言いますけど、かわいい名前で決めました。

KSCからもガバメントは出てますけど、今回は最初からマルイ社製のが第一候補でしたね。マルイ社独自のスライドストップの工夫が決め手です。

ABSスライドの場合、実銃と同じようにスライドストップ使ってるとすぐにスライドの溝が変形してしまうのですよ・・・。それじゃ、楽しむどころじゃないでしょう?・・・ということで。

ちなみに最初からウ〇スタン・アームズ社や、マル〇ン社は見てませんでしたね。

好きじゃないんです。ウェス〇ン・アームズ社・・・。

さて、このミュー・ピストル。かわいい名前してますけど、どこにもコルトとか、ガバメントとかの表記がされていません。何者!?って感じです。取り扱い説明書によると、米軍海兵隊が最前線で使うために造った、カスタムパーツの寄せ集めというのがこの銃の正体のようです。

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ぱっと見はけっこうかっこいいけど、手にとってなぶってみるとやはりKSCの製品に比べると、安っぽかったり、割り切ったところがあったりします。個人的意見ですが、どうせ1万円は超える商品なんですから、あと少し値段を上げてでも見た目や機構に妥協しない努力をしてもいいんじゃないかと思うのです。わたしは、この子に比べてKSC商品が高いとは感じませんからね。

スライドにも「PROFESSIONAL」とシンプルに書かれているだけですけど・・・。実銃はどうなんでしょう・・・。

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こっちには何も刻印無しですけど・・・。こっちは手抜きのようですね・・・。ちょっと寂しいです。ちなみにグリップのメダルもばったもんで、わざとやってるのがわかるくらい胡散臭い出来。翼のあるライオンがわかりづらくかかれてます。

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ステンレスタイプの弾倉はなかなかかっこいいです。実物はシングルカアラムで7発ですけど、こいつにはなんと28発も入ります・・・。弾はかなり入れづらいですけど・・・。

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性能は噂通りいいですね。ブローバックの反動は強くて音も大きく迫力がありました。自他共に認めるノーコンのわたしが、10メートル先の空き缶に(たぶんまぐれでしょうけど)初弾で当てれましたから、制度も使い勝手もいい物持ってると思いますよ?可変ホップアップが搭載されていますが、まだいじらなくてもよさそう・・・。

名前で選んでみましたけど、結構はまってしまいました♪最近はよく撃って楽しむようになってきたので、外で傷がつくのを気にせず遊べるこの子が当分の相棒になりそうです。

ただ、ちょっと握り心地がしっくりこないグリップと遠く感じるトリガーといった気になったところは、今後わたしなりにいじっていこうと思います。研究され尽くされて開発されたカスタムガンを正巧に再現したこの子に、わたしの意見の入る余地があるのも変に思うけど、これはわたしの手が小さいからですか?グローブとかつけたらまた違うのかな・・・?

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6月・・・?

6月になっちゃいましたよ・・・。

色々目標も達成できずに、5月は過ぎていってしまいました。あ~ぁ、なんか寂しいな。1年の中でもわりと過ごしやすい月ですからね・・・。

さて、気を取り直して、とりあえず今月の目標をたてましょう。

1つ。バイク復活。梅雨にはいるから難しいけど、これが無ければ夏がつまらないですからね。

2つ。PSU小説を4話まで出す。わたしが4話目出すころまでには、ブログで同盟組んでるお二方の物語は終わってるかもしれません・・・。わたしもがんばろう・・・。

と、とりあえずこんなところ?

・・・これがわたしの人生の全てじゃないですから!!これは、余暇時間を有効につかうための目標ですので、そのへんは誤解の無きように・・・。

・・・あ、プラモ作る時間がないな~。

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